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四捨五入して三十路目前の男が、ホールケーキを1人で食べた話

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どうでもいい話ですが、筆者は5月生まれ。 そしてこの2020年5月で25歳。 そうである、四捨五入すると30歳になる、 三十路 である。 三十路…、それは子供の様に自由に遊びたいのに、我が儘が許されない生物…。 三十路…、それは激しい運動をすると、その筋肉痛が数日間続く生物…。 三十路…、それは自由に好きなものを食べようにも、体が食品を受け付けない生物…。 先人の教えによると三十路とは、 翼をもがれた天使 なのである。 若しくは 飛べないただの豚 。 という事で、四捨五入して三十路になる前に、とにかく今後体力的に出来なくなると予想される事に挑もうとなった。 しかしながらここ最近は、コロナの影響で自粛自粛。 外で何かをしようにも出来ない。 そこで行き着いたのは、人類の夢、 ホールケーキ1個丸々食い である。 ちょうど誕生日記念という事もあり色々と都合が良いという事で、一人ケーキ屋へ走る。 結果、買ってきたのは近所のコージーコーナーの苺ショートのホールケーキ。 折角なら有名店のケーキを食べたかったのだが、お洒落な感じのお店はどこもかしこも閉まっているのでね…。 まあコージーコーナー美味しいですし。 因みに今回買ったサイズは4号(直径12cm)。 店頭には5号(直径15cm)もあったが、その生クリームの重厚感にビビって逃げました…。 早速食べる。 どんどん食べる。 これが人類の夢。 生クリームの甘さと、苺の酸味が美味しい。 ただでさえ美味しいのに、生クリームとスポンジが軽いのでどんどんと口の中に入っていく。 最早人間掃除機のごときスピードで食べていく。 しかし、その時は突然やってくる…。 丁度半分を食べたところで口は止まる…。 「あれ?食べれない?」 ここからは戦いである。 美味しいなんて思えない。 残り半分、そう思いながらただ目の前にある 白い塊 を胃の中に入れるだけ。 作業である。 運動部男子高校生が 「食べることも練習の内」 と顧問に言われながら白米を胃の中に入れるのと同じ状態である。 ゆっくりと、心を無